黄色ブドウ球菌2016/10/03
黄色ブドウ球菌 とは?
潜伏場所
黄色ブドウ球菌は人や動物の傷口(特に化膿しているもの)をはじめ、手指、鼻、のど、耳、皮膚などに広く生息。健康な人の20~30%が保菌しているといわれています。
手の傷口や、手荒れの部分には通常よりも多くのブドウ球菌が存在する可能性が高いため、手の状態がよくないときは素手で加熱後の食品や調理器具に触れないように気を付けましょう。(お箸やトングを使いましょう)
原因となる食品
あらゆる食品が原因となりますが特におにぎり・弁当・サンドイッチ・ケーキなどの素手で扱う「手作り食品」。ほとんどの場合、調理する人の手を介して食品が菌に汚染されることが多いです。
Point
おにぎりやサンドイッチを作る時は、ラップや使い捨ての調理用手袋を使い、直接素手で触れないようにしましょう。
菌の特徴
黄色ブドウ球菌が食品中で増殖する時、熱・乾燥・胃酸・消化酵素に強い「エンテロトキシン」という毒素を作る。
Point
毒素は加熱で破壊できないため、残った調理済食品の再加熱利用は避けましょう。
主な症状
激しい吐き気・嘔吐・下痢、腹痛など
潜伏期間
30分~6時間
(参考資料:サラヤ)