理事長あいさつ
生活者一人ひとりが協同することで
身近なくらしの困りごとの解決をめざします。
今から46年前の1976年2月29日に生活協同組合コープおきなわは発足しました。当時の設立趣意書からは「有害食品」「物価高」「公害」などのくらしの困りごとを解決しようと810名の消費者が「一人は万人のために、万人は一人のために」を合言葉に「消費者のくらしと健康を守るトリデ」として立ち上けた様子が読み取れます。
そして今、私たちのくらしを取り巻く環境はどうでしょうか。当時と変わらない問題に加え、「こどもの相対的貧困」「買いもの・食事づくり困窮者」「緋徊、介護支援」など、くらしの困りごとは一層増えているようにさえ感じます。
また、新型コロナ感染症にはじまり、ロシアによるウクライナ侵攻や、台湾有事に備えた南西諸島への防衛力強化など、わたしたちのくらしの安全・安心を根底から覆しかねない事態が進行しています。
2016年、国連は「協同組合の思想と実践」を世界無形文化遺産に登録しました。
「協同」の前提は、ダイバーシティー(多様性を認め合うこと)&インクルージョン(受け入れ活かすこと)であり、その目的は、共通の経済的・社会的・文化的ニーズと願いを満たすことです。
コープおきなわは、生活者一人ひとりが協同することで身近なくらしの困りごとの解決をめざします。そして、そのことの日々の積み重ねがよりよいくらしづくり、ひいてはSDGsのめざす「持続可能な社会づくり」につながるのだと信じています。
わたしたちは「ともに創るくらしと未来」の理念のもと、行政や地域の諸団体の皆様方とご一緒に、よりよいくらしづくりをすすめていく所存であります。
今後とも皆様方のご指導とご協力を心よりお願い申し上げます。
生活協同組合コープおきなわ
代表理事理事長
川越雄一郎