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2023.11.27
ノロウイルスについてのQ&A
ノロウイルスについてのQ&A
2023/11/27
ノロウイルスについてのQ&A
Q1 ノロウイルスによる胃腸炎はどのようなもの?
A1 ノロウイルスによる感染症胃腸炎や食中毒は1年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。 ノロウイルスは手指や食品を介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。
Q2 感染するとどんな症状になるのですか?
A2 潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主な症状は吐き気、おう吐、下痢、腹痛であり、 発熱は軽度です。通常、これらの症状が1~2日続いた後治癒し、後遺症もありません。 また、感染していても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。
Q3 発症した場合の治療法はありますか?
A3 現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。特に体力の弱い乳幼児、高齢者は、脱水症状を 起こしたり、体力を消耗したりしないように、水分と栄養の補給を充分に行いましょう。脱水症状がひどい場合には 病院で治療が必要になります。
※止しゃ薬(いわゆる下痢止め薬)は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいでしょう。
Q4 食品中のウイルスの活性を失わせるには加熱処理が有効とききましたがどのようにすればよいですか?
A4 一般にウイルスは熱に弱く、加熱処理はウイルスの活性を失わせる有効な手段です。 ノロウイルス汚染の恐れのある二枚貝などの食品の場合は、中心部が85℃~90℃で90秒以上の加熱が望まれます。
Q5 ノロウイルス食中毒の予防方法は?
A5 子どもやお年寄りなどの抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部まで しっかり加熱することが重要です。 特に、ノロウイルスに感染した人のふん便や吐ぶつには大量のウイルスが排出されるため、大量調理施設の食品取扱者が ノロウイルスに感染していると、大規模な食中毒となる可能性があります。
参考:厚生労働省