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品質管理の窓
2018.10.25
正しい手洗い
正しい手洗いできていますか?
なぜ、手洗いが必要なのでしょう?
見た目では汚れていなくても、手には、細菌・ウイルスなどの病原微生物がついている可能性があります。
毎年、秋から、冬にかけてノロウイルスを原因とする食中毒が増え、インフルエンザや風邪も流行します。
病原微生物を手洗いで洗い流すことで、予防を心がけましょう。
手洗いは感染症対策の基本!
新型インフルエンザが流行った2009年はノロウイルスによる食中毒患者が減少しました。その理由はいくつかあると考えられますが、この年は、多くの人がマスクやうがいとあわせて、手洗いを頻繁に行いました。
インフルエンザ対策としての手洗いの徹底が、結果的にノロウイルスの感染を抑える要因になったのでは
ないかと専門家は指摘しています。
いつ洗えばいいの?
①外出から帰った後
②トイレの後
③調理の前(特に加熱しない食品に触れる前)
④食事の前
⑤汚れたものをさわった後
大腸菌はトイレットペーパーを何枚通過するか?
重ねたトイレットペーパーに大腸菌を含む液体をごく少量 たらし、何枚目まで浸透するかという実験が行われました。結果は、36枚目でやっと菌数が0になったそうです。
だからと言って、トイレのたびに36枚重ねのトイレットペーパーを使うのは現実的ではありません。きちんと手洗いすることが大事ということです。
(参考:CHROMATOVol69・
ふん便の特殊性と糞便汚染指標菌(大腸菌)の測定 日本防菌防黴学会誌.1991)