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2024.03.11

じゃがいもの調理方法や保存法には注意を!

 

新じゃがのおいしい季節がやってきました。                              じゃがいもは、おいしく、栽培も比較的簡単で自分で育てて食べることができる野菜のひとつです。煮物、揚げ物、炒め物などの様々な料理に使えるため、ご家庭で常備されている方も多いかと思います。ですが、そんな万能食材であるじゃがいもも保存方法や調理法を間違えると思わぬ食中毒になってしまうので注意が必要です。

じゃがいもによる食中毒

じゃがいもによる食中毒の原因物質は「ソラニン」・「チャコニン」などです。「ソラニン」・「チャコニン」などの天然毒素はじゃがいもの芽に多く含まれていますが、収穫後に光(日光や照明等)を浴びると、緑化(全体が緑色っぽくなる現象)が進み、皮にも増えていきます。特に未成熟なじゃがいもはもともと多く含んでいるうえ、緑化が進みやすいのが特徴です。「ソラニン」・「チャコニン」などを多く含むじゃがいもを食べると、吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどの中毒症状を引き起こす恐れがあります。じゃがいもを安全に召し上がるには、ご家庭でも保存方法や調理方法に注意が必要です。

じゃがいもの保存方法の注意点

じゃがいもの保存で気を付けていただきたいのが光(日光や照明等)を当てないことです。

  

 

じゃがいもに光が当たってしまうと、緑色っぽく変色し「ソラニン」・「チャコニン」が増えてしまいます。             必ず暗くて涼しい光の当たらない場所で保管してください。また、ご家庭での長期間の保存を避けるためその都度の必要な量を購入しましょう。

 じゃがいもの調理方法の注意点

「ソラニン」・「チャコニン」などの天然毒素は、加熱調理では分解しないので「ソラニン」・「チャコニン」などが多く含まれるところは調理過程で確実に除去することが必要です。じゃがいもの芽は、根本も多く含めて完全に取り除いてください。基本的にじゃがいもの皮は食べられますが、緑化(全体が緑色っぽくなる現象)しているじゃがいもは皮を深くむく必要があります。皮より内側の部分も含めて緑色になっている部分はすべて取り除きましょう。

                 参考:農林水産省・東海コープ