コープおきなわロゴ

お知らせ

コープおきなわ > お知らせ > 腸管出血性大腸菌O157とは?

品質管理の窓

2023.09.18

腸管出血性大腸菌O157とは?

                    腸管出血性大腸菌O157とは?

腸管出血性大腸菌O157とは、毒力の強いベロ毒素を産生する大腸菌の一種です。牛や羊などの家畜の大腸内にいます。    殺菌が不十分なまま食べたり、感染者の便が付着したものを触ったりすると感染してしまいます。

※ベロ毒素とはタンパク質合成を阻害し細胞を死滅させる毒素。

       

 原因となる食品

腸管出血性大腸菌O157の感染事例の原因食品等と特定あるいは推定されたものは、牛レバー刺し、ハンバーグ、牛タタキ、  ローストビーフ、サラダなどで、さまざまな食品や食材から見つかっています。

  どんな症状?

頻回に水溶便で発病しその後、激しい腹痛と水溶性の下痢、血便が見られます。

発熱はあっても多くは一過性です。

抵抗力が弱い感染者の場合、溶血性尿毒症症候群や脳症などの重症合併症を発症することもあります。

一方で、全く症状がないものから軽い腹痛や下痢のみで終わる場合もあります。

  かかってしまった時の対処法

腸管出血性大腸菌O157による感染症が疑われるときは、必ず医師の診察を受けましょう。また、下痢止め薬や痛み止め薬の中には、毒素が体内に排出されにくくするものもあるため、薬は自分の判断で服用しないようにしましょう。           一般的には下痢の治療として、安静・水分補給・消化しやすい食事の摂取などです。抗菌剤を使って治療することも有効ですが医師とよく相談して対応を決めましょう。

 

                                               参考:サラヤ