お知らせ
品質管理の窓
2024.02.08
食肉の部位について解説!
食肉の部位について解説!
同じ牛、豚、鶏でも部位によって肉質や味、適した調理方法はさまざまです。
部位名は知っているけれど、その違いは分からないという方も多いのでは?
今回は「食肉小売品質基準」や「食鶏小売規格」によって定められている各肉の部位を見てみましょう。
牛・・・「食肉小売品質基準」によって、下のイラストにある部位が定められています。サシ(霜降り)が入り柔らかくて濃厚な味わいの部位から、肉本来のうま味を感じられるさっぱりとした味の部位まで、牛肉は部位ごとの特徴が明確です。
豚肉・・・豚肉も「食肉小売品質基準」によって下のイラストにある部位が定められています。豚肉は肉として出荷されている月齢が牛肉より若く、脂肪分の多いばら肉を除き、肉質は比較的均一です。
鶏肉・・・鶏肉は「食鶏小売規格」によって、イラストにある部位が定められています。 牛肉や豚肉に比べると淡白な味わいの部位が多くあり、皮を除けば、比較的高たんぱくで低脂肪、低カロリーです。
※「食肉小売品質基準」とは消費者が食肉小売店で牛肉や豚肉を購入するにあたって、適切な商品選択ができるようにするために農林水産省が食肉小売業界に対する指導行政の一環として定めた畜産局長の通達。
「食鶏小売規格」とは鶏肉を販売するにあたり全国の鶏肉小売業者が同一の種類・名称・品質基準とその表示の方法を定めて公正な競争が行えるよう決められた規格。
参考:農林水産省